調査会社を利用して不貞の証拠を明らかにし、夫との離婚調停を成立させ、不貞相手からも200万円の慰謝料を獲得した事例
●30代女性 ●子供:2人 ●専業主婦
離婚相談の契機
夫の帰りがあるときから深夜に及ぶことが多くなり、不貞の存在について不信感を持ったことから、調査会社に夫の行動調査を依頼しました。
調査の結果、夫と同じ会社に勤務する女性との不貞が発覚しました。
業務内容
依頼者は、夫と離婚し、3歳と5歳の二人の子供の親権を取得して子供を養育する決意をして相談に来られました。
当事務所で、夫との離婚協議及び不貞行為の相手方の女性に慰謝料請求の交渉を行ったのですが、夫及び相手方女性との任意の話し合いによる調整がつかなかったことから、夫に対して離婚調停を申立て、相手方女性に対する損害賠償請求訴訟を提起しました。
結果
夫との間では、調停によって離婚が成立し、当時の夫の年収を基礎にして子供の養育費月額月額13万円、不貞行為による慰謝料300万円、財産分与として夫名義の預金1500万円のうち800万円を取得しました。
相手方女性に対する訴訟では、裁判所からの和解の勧めによって慰謝料200万円で和解が成立しました。
ポイント・所感
夫の不貞行為について、調査事務所の調査による証拠が明らかだったため、その立証は容易でした。
事案によっては不貞行為の証拠が不十分で有利な交渉が出来ない場合もあるため、早い段階から弁護士への相談をお奨めします。
任意の話し合いにおいては、養育費、慰謝料、財産分与について夫の見解との相違がありましたが、調停によって依頼者の言い分が通って解決に至った事案です。
相手方女性についても、訴訟を提起したことで結果的に早期解決に至りました。